北海道 十勝・芽室町の牧場-オークリーフ ブログ

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日本酒の仕込み

先日、旭川の酒蔵で日本酒の仕込みが始まった、というニュースがTVで流れていました。北海道では、この時期になると、朝晩は気温が氷点下に下がることもしばしばですが、これが日本酒の仕込みには最適な環境を作り出すというのです。というのも、これくらいの気温になると雑菌が繁殖しにくくなって、麹菌が発酵するのに邪魔者が少なくなるということで、良い酒が出来るということらしいのです。このニュースを聞いて、牛と日本酒には意外な共通点があることに気付きました。
牛は、もともと寒さには強い動物で、気温-40℃の環境下でもえさと水の確保が出来れば生きていくことが出来る動物です。それでも、寒くなると人間も風邪を引きやすくなるのと同じように、秋⇒冬と季節が移るにつれて、寒さでエネルギーを奪われることもあって、牛たちは病気をしやすくなります。この時期になると、特に、牧場に来たばかりの仔牛たちは、人間の赤ちゃんと同じで、生まれたばかりなので病気に対する抵抗力も弱く、一旦病気になると、いろいろと手もかかります。
これが冬本番になって、最高気温が氷点下の真冬日が続くようになると、もっと寒くなって奪われるエネルギーの量も多くなるので、さぞかし病気が増えて手もかかる、と思いきや、一番寒い時期には病気が減って牛たちも落ち着いた雰囲気になるのです。その理由は、日本酒の仕込みと同じ。病気の元となる細菌やウイルスが寒さで活動できなくなるからです。
人間が生活するうえでは、冬は、寒いし、雪も降るし、大変なことばかりと思いがちですが、牛たちにとっては、都合の良いこともあるんですよ。
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by oakleaf-blog | 2010-11-25 17:00 |